坐骨神経痛

坐骨神経痛は、腰からお尻、太もも、ふくらはぎにかけて坐骨神経に沿って痛みやしびれ、違和感が生じる症状です。
 
主な症状としては、座ったり立ったり、歩いたりする際に、腰から足にかけて「ピリッ」とした痛みや重だるさを感じることがあります。この症状は片方の足に現れることが多く、長時間同じ姿勢を続けた後や急な動きで痛みが強くなることがあります。
 
症状が進行すると、歩行や階段を昇り降りする際、日常的な動作に支障をきたし、腰やお尻の筋肉の緊張や硬化が痛みをさらに悪化させることもあります。また、痛みやしびれが続くことで、姿勢が偏り、体全体のバランスに影響を与えることもあります。
 

坐骨神経痛の原因について

坐骨神経痛の主な原因には、椎間板ヘルニアや腰椎分離症、腰椎すべり症などの腰椎に関わる問題があります。これらは腰椎や椎間板の変形やずれが原因で坐骨神経を圧迫し、痛みやしびれを引き起こします。
 
さらに、腰やお尻、太ももなどの筋肉の緊張も坐骨神経痛の原因となります。筋肉や筋膜の硬直が神経を圧迫することで、痛みやしびれが生じることが多いです。長時間同じ姿勢を維持したり、運動不足や加齢による筋力の低下も、症状を悪化させる要因となります。
 
また、妊娠中にはホルモンの影響や子宮の拡張により、腰や骨盤周りに負担がかかり、坐骨神経痛を引き起こすことがあります。過度な運動や強い負荷、ストレスも神経や筋肉に影響を与え、痛みやしびれのリスクを高めることがあります。これらの要因が単独または複合的に作用することによって、坐骨神経痛が発症するのです。
 

坐骨神経痛の症状について

坐骨神経痛の主な症状は、腰やお尻から足にかけての鋭い痛みやしびれ、筋力の低下です。痛みやしびれは特に歩行や立ち上がり時、長時間座っている後、前かがみの動作などで強く感じられることが多いです。
 
症状が進行すると、足に力が入りにくくなり、階段の昇り降りや長距離の歩行が難しくなることもあります。また、痛みやしびれが慢性化すると、姿勢が崩れたり筋肉が緊張し、症状が悪化することがあります。
 
長時間座った後や朝起きた直後に痛みが強くなることもあり、日常生活での負担が増します。さらに、痛みが続くことでお尻や太もも、ふくらはぎの筋肉が硬直し、違和感や疲労感を感じることもあります。
 
坐骨神経痛は放置すると生活の質を低下させる可能性が高いです。症状が悪化する前に、早期に専門家に相談し、適切な治療を受けることで痛みやしびれを軽減できます。また、適度な運動やストレッチ、腰や姿勢の負担を減らすことも、症状の予防や軽減に効果的です。
 
当院では、患者様の症状や体の状態に合わせた施術や生活習慣のアドバイスを行っております。お悩みの方はぜひご相談ください。