肩こりについて

肩こりに悩む方は非常に多く、日常生活の中で不快感を覚える場面も少なくありません。

肩こりとは、首や肩まわりに痛み・張り・重さが生じる状態で、普段の動作に影響が出ることがあります。たとえば、肩を動かしたときに痛みや引っかかりを感じたり、首・肩の筋肉が常に緊張して硬くなっているように思えることが特徴として挙げられます。

このような状態が続くと、パソコン作業や家事、運動中などに首や肩の不快感が強まり、場合によっては頭痛、手先のしびれ、姿勢の崩れといった別の症状を伴うこともあります。

肩こりの原因について

肩こりは、複数の要因が重なり合うことで起こりやすい代表的な不調です。中でも最も多くみられる原因が、長時間同じ姿勢で作業を続けることです。デスクワークやスマホ操作、長距離運転などで首・肩まわりに負担がかかると、筋肉が緊張して血流が滞り、こりや痛みにつながります。

肩こりには身体的な問題だけでなく、精神的なストレスや疲労も深く関係しています。強いストレスや緊張状態が続くと、肩や首の筋肉が無意識にこわばり、血行不良から痛みが生じやすくなります。さらに、運動不足や筋力の低下、柔軟性の低下、冷えなども症状を悪化させる大きな要因です。

また、姿勢のクセや体の使い方の偏りも肩こりの発生に影響します。片側に体重をかける、肩掛けバッグを片方だけで持つなど、左右差のある習慣が続くと、筋肉のバランスが崩れてしまい、こりや痛みが慢性化しやすくなります。こうした様々な要因が積み重なることで、日常の動作に違和感や疲労感が出やすくなり、慢性的な肩こりに悩む方が多くなっています。

肩こりの症状について

肩こりの症状は人によってさまざまですが、多くの場合、肩や首まわりの筋肉に張りや硬さが生じることが特徴です。特に、長時間のデスクワークやスマホ操作、同じ姿勢が続いた後に症状が強く出やすく、肩や首が重く感じたり、動かすと痛みや違和感を覚えることがあります。

症状が進むと、肩こりは頭痛・めまい・腕や手のしびれ・肩甲骨まわりの張りなど、他の部位へ影響が広がることがあります。また、筋肉の緊張が慢性化すると、肩や首の可動域が狭くなり日常生活の動作に支障が出ることも少なくありません。さらに、血流が悪くなることで疲労が取れにくくなり、症状が悪化してしまう場合もあります。

当院では、このような肩こりの状態に合わせて、筋肉や関節の動きを丁寧にチェックし、一人ひとりに適した施術や生活習慣のアドバイスをご提供しています。肩や首に不調を感じる際は、早めに専門家へ相談し適切なケアを受けることが改善への近道です。