四十肩・五十肩

四十肩や五十肩は、肩関節周辺に痛みや動かしにくさを引き起こし、日常生活やさまざまな動作に影響を及ぼします。主な症状として、肩を上げたり回したりする動作が困難になり、腕を動かすたびに「ズキッ」とした痛みを感じることがあります。
 
これらの症状が続くと、洗濯物を干す、服を着替える、背中をかくといった日常的な動作でも痛みや不快感を覚えるようになり、肩周りの筋肉が硬くなって痛みが悪化することもあります。
 

四十肩や五十肩の原因について

四十肩や五十肩の症状は、特定の一因で発症するのではなく、複数の要素が重なり合って現れると考えられています。主な原因の一つは、年齢とともに肩周りの筋肉や腱が老化し硬化することです。これにより肩関節の可動域が制限され、筋肉や腱に負担がかかりやすくなります。
 
また、長時間の同じ姿勢や過度の肩の使用が原因で肩関節に炎症が生じ、これが痛みや可動域の制限を引き起こします。炎症の長期化が症状を悪化させ、肩の柔軟性の低下や血流の悪化も症状の進行を促します。こうした複合的な要因が肩の痛みや動かしにくさを引き起こします。
 

四十肩や五十肩の症状について

四十肩や五十肩の主な症状は、肩の関節の可動域が次第に狭くなり、腕や肩を動かす際に痛みを感じることです。特に、腕を上げたり後ろに回す動作で痛みが強くなることが多く、日常生活でも服を着替える、物を棚に置く、髪を洗うといった簡単な動作が困難になることがあります。
 
また、夜間に痛みが強くなることがあり、睡眠中に肩の痛みで目が覚めたり、寝返りを打つたびに痛みを感じることもあります。痛みが続くと肩周りの筋肉が硬くなり、ますます動かしにくくなることもあります。
 
これらの症状が現れた場合、自己判断で放置せずに専門家に相談することが重要です。適切なリハビリテーションや施術を行うことで、痛みの軽減や肩の可動域回復が期待できます。当院では、患者様一人ひとりの状態に合わせた施術や生活指導を行っておりますので、肩の痛みや動かしにくさにお悩みの方はぜひご相談ください。