足首の捻挫について

足首の捻挫は、足首の関節や靭帯に過度の負荷がかかることによって生じる損傷で、歩行や日常的な動作、運動に支障をきたすことがあります。主な症状としては、足首を動かしたときに感じる痛みや腫れ、内出血、または関節が不安定に感じることが挙げられます。

 

捻挫の程度によっては、歩行が難しくなったり、体重をかけるだけで痛みを感じることもあります。さらに、足首周辺の筋肉や靭帯が緊張して硬直することで、痛みが悪化することがあります。

 

足首の捻挫の原因について

足首の捻挫は、さまざまな原因で発生しますが、特にスポーツや日常生活での急な動きや予期しない衝撃が主な原因です。

 

バスケットボールやサッカーなど、方向転換やジャンプ、着地を頻繁に行うスポーツでは、捻挫のリスクが特に高くなります。また、ランニングやテニスなどのスポーツでも、足首に強いひねりや負荷がかかることで靭帯に損傷を与えることがあります。

 

日常生活でも、段差につまずいたり、滑ったり、急な方向転換をしたりすることで捻挫が起こることがあります。加えて、足首周りの筋力不足や柔軟性の低下、過去の捻挫によって靭帯が弱くなっている場合も、ちょっとした動作で捻挫を引き起こしやすくなります。

 

足首の捻挫の症状について

足首の捻挫による症状はさまざまで、一般的には関節周りの痛みや腫れ、動かしづらさ、熱感などが見られます。痛みは特に歩行時や体重をかけた際、または足首を動かした時に強くなることが多く、休んでいる時には比較的痛みが軽減することがあります。

 

捻挫によっては、損傷した部分に内出血が現れることがあり、青紫色のあざが皮膚に見られることもあります。腫れや炎症がひどくなると、足首の動きに制限がかかり、正座や階段の昇り降り、走るなどの動作が困難になることもあります。

 

軽度の捻挫でも放置すると、慢性的な不安定さや再発のリスクが高くなるため、早期に診断を受け、適切な治療を行うことが大切です。固定やリハビリ、筋力強化などの処置を適切に行うことで、回復を早め、再発防止に繋がります。

 

当院では、お一人お一人の症状やライフスタイルに合った治療やアドバイスを提供しておりますので、足首に違和感や痛みを感じる方は、お気軽にご相談ください。